笠木の不具合(バルコニー手すり壁部)
目視確認
築5年、木造軸組み工法、LDKサッシ上枠から浸出。外壁はサイディング通気工法となっている。
浸入口の仮説
バルコニーを確認すると笠木天端に釘打ちがされている事や笠木のつなぎ目も
雑な納まりとなっている事、直下に問題のサッシがある事から笠木を中心に検
証を行う。
写真:笠木天端の様子
検証による結果
笠木釘打ち箇所に散水を行ったところ、サッシ上枠から浸出が確認された。
笠木は屋根と同等に扱う部位であることから、天端に釘を打ち込む事は、
屋根に釘を打ち込む事と同じであり、施工業者の雨仕舞の知識に疑問を感じる。