モルタル壁の補修部からの雨漏り。
モルタル壁の補修部からの雨漏り
ヒアリング
築28年、木造2階建、屋根は瓦、外壁はモルタル壁の上に吹付となっている。
雨漏りは1Fの洋室の天井から特定の風で長雨時のときに浸出するとのこと。
目視確認
2階のバルコニーが雨漏りで腐食した為、撤去して
後付けのアルミ製バルコニーに変更されていた。
その際、撤去したところが モルタル壁に変更補修されている事から
確認すると、補修部と既存壁の取り合いにクラックが入っており
補修時、または クラックにより2次防水の防水紙(ASフェルト)の連続性に対しての懸念が残る。(左官外壁のために外壁に通気層はなし。)
浸入口の仮説
補修部と既存壁の取り合い部の、2次防水の防水紙(ASフェルト)の連続性に対しての懸念が有る為、散水による検証を行う事とする。
総括(検証による結果)
2Fモルタル壁のクラック箇所に散水を行ったところ、30水で1F天井部に浸出が確認された。
また、後付けバルコニーの取り付け金物にも 散水をした結果
同じように20浸出が確認された。
この事から 一次(2次)防水の不具合を修正する根本的な改善工事が必要と考えられる。