壁とサッシ取り合いからの雨漏り。
壁とサッシ取り合いからの雨漏り
ヒアリング
木造軸組構法2階建、屋根はスレート葺き切妻屋根、壁はサイディング通気構法、築11年となっている。雨漏りは1階掃き出し窓上枠から降雨量の多いときに浸出するとのこと。
目視確認
1階掃き出しサッシ直上、2階バルコニー手摺壁とサッシ取り合いの納まりが悪い。
浸入口の仮説
サッシフィンがバルコニー手すり壁と重なっている事で壁内部の2次防水の処理に無理があり、この取り合いから直下の1階サッシ上枠から浸出する可能性が高いと考えられる
赤丸:浸出 2階バルコニー手摺壁とサッシ取り合い
総括(検証による結果)
バルコニー手摺壁とサッシ取り合いに散水を行ったところ、浸出(35分)を確認した。
サッシを一回り小さいものに変更し、サッシ枠と透湿防水シート(2次防水)の一体化を確保する必要があると考えられる。