壁(バルコニー水切りとサッシの取り合い)からの雨漏り。
壁(バルコニー水切りとサッシの取り合い)からの雨漏り
ヒアリング
木造軸組構法2階建、屋根はスレート葺き片流れ屋根、外壁はサイディング通気工法、築7年と
なっている。雨漏りは1階掃き出し窓上枠から降雨量の多いときに浸出するとのこと。
目視確認
1階掃き出し窓直上のバルコニー水切りと掃き出しサッシ取り合いシーリングが破断している。
また、2階バルコニー掃き出しサッシの納まりは、サッシ先付FRP防水後施工となっている。
浸入口の仮説
バルコニー水切りと掃き出しサッシ取り合いシーリングの破断箇所から雨水が浸入する事で、
直下の1階サッシ上枠から浸出する可能性が考えられる。
総括(検証による結果)
掃き出しサッシと水切り取り合いシーリング破断箇所に散水を行ったところ、
散水28分で浸出を確認した。
破断箇所にシーリングを施せば、雨漏りが一時的に止まる可能性も考えられるが、
シーリングの破断とともに再発する。
根本的な解決として、サッシを取り外しFRP防水をサッシ下端まで巻き込む事で、シーリングが
破断しても外部に排出する仕組みを作ることが出来る。