屋上に出入りするドアサッシ枠からの雨漏り。
ヒアリング
築18年、鉄骨造3階建、ルーフバルコニー、外壁はモルタル壁の上に吹付となっている。
雨漏りは3Fの廊下のダウンライトから特定の風と大雨のときに浸出するとのこと。
目視確認
屋上のルーフバルコニーの防水は、一昨年に改修工事がされており、
目立った不具合個所も無く健全な状態でした。
防水以外を確認すると、ルーフバルコニーのドアサッシのドアの歪みと、
塔屋の既存壁と板金笠木の取り合い部分が、一部強風等によって歪みがあり
雨漏りの懸念が残る。
浸入口の仮説
水密性に対して、ドアの歪みによる懸念が有る為、散水による検証を行う事とする。
総括(検証による結果)
ドアサッシに散水を行ったところ、10分散水で3F廊下のダウンライト部からの浸出が確認された(目視でもドアと枠の間から宅内に浸入を確認)。
板金笠木の歪み部分にも 30分散水したが 浸出は確認されなかった。
この事から、ドア歪みの為、水密性確保が出来ず、雨水が宅内に浸入し、ドア前に雨水が溜まり、フローリング材目地より直下のダウンライトから雨漏りがしたと考えられる。