軒裏の雨漏り!
ヒアリング
木造軸組構法2階建、屋根はスレート葺き切妻屋根、壁はサイディング通気構法、築7年となっている。2階バルコニー軒裏(ケイ酸カルシウム)の塗装に剥離が確認された。この事から、バルコニー床(防水)に問題がある事で浸出しているとのこと。
目視確認
防水層にクラック等の問題は確認されていない。剥離部の直上は手すり壁(サイディング)および笠木が施工されている。
浸入口の仮説
手すり壁天端に防水処理がされていない事で雨水の浸入を許した可能性が考えられる。
赤丸:笠木と手すりの接合部 赤丸:軒裏塗装の剥離
総括(検証による結果)
笠木と手すり接合部に散水を行ったところ10分で浸出確認した。
手すり壁の天端にはアルミ笠木が施工されているが、垂直面である事から屋根と同等に扱う必要のある部位である。この事から、笠木内部には防水テープ等による2次防水(鞍掛け)の概念が必要である。