ALCと布基礎の取り合い部からの雨漏り!
ヒアリング
築20年、鉄骨造 4階建、陸屋根となっている。雨漏りは1階会議室 の壁部より浸出、普段の降雨では浸出は無く 長雨・風向きにより浸出するとのこと。
以前は年に1度位の浸出であったが、最近になり雨漏り頻度が増えた為、調査に至る。
目視確認
外壁のALCと布基礎の取り合い部に、不具合が確認された。
又 ALC壁の仕上げ材にタイル調シートが施工されており 目地部にもシーリング処理がされているが 破断している部分もあり懸念が残る。
浸出個所の 直上にはサッシが有り、こちらも シーリングの切れが有る為
複合の原因と推察される。
浸入口の仮説
ALC壁と布基礎の取り合い部の不具合がある事から
散水による調査を行う事とする。
総括(検証による結果)
ALC壁と布基礎の取り合い部に散水すると15分で浸出が確認された。
また、サッシ廻りにも 複合の原因が想定される為 散水致しましたが 浸出は
確認されなかった。
ALC壁がタイル調シートで覆われており、布基礎との取り合い部に
シーリング処理をしていた為、仕上げ材の目地から 浸入した雨水が
取り合い部で滞留し オーバーフローした事が雨漏りの原因と考えられる。