R屋根 ガルバリウム鋼板 継手部からの雨漏り!
ヒアリング
築25年、RC造 3階建、R屋根となっている。雨漏りは2階納戸の天井部より浸出、普段の降雨では浸出は無く 長雨・風向きにより浸出するとのこと。
数年間に1度位の浸出であったが、最近になり雨漏り頻度が増えた為、調査に至る。
目視確認
R屋根のガルバリウム鋼板の継手部に、不具合が確認された。
継手の目地部にシーリング処理がされているが 破断している部分もあり懸念が残る。
R屋根の下部は、パラペットになっているが 防水層の立上との取り合い部をシーリング処理にて 塞いでいる為、こちらの部分も懸念が残る。
その為、複合の原因と推察される。
浸入口の仮説
R屋根のガルバリウム鋼板の継手部に、隙間等の不具合がある事から
散水による調査を行う事とする。
総括(検証による結果)
R屋根のガルバリウム鋼板の継手部に散水すると15分で浸出が確認された。
また、パラペットとガルバリウム鋼板の取り合い部のシーリングを切ると
散水の水が出てきた。
ガルバリウム鋼板の継手目地から浸入した雨水は、下部から排出されるべきであるが、シーリング処理をしていた為、
取り合い部で滞留し、オーバーフローした事が雨漏りの原因と考えられる。