バルコニー部、屋根と外壁取り合いからの雨漏り。

バルコニー部、屋根と外壁取り合いからの雨漏り

ヒヤリング

築40年、木造在来軸組構造2階建。5年前雨漏りが理由で、南側下屋（下屋根）を瓦屋根から立平板金屋根に葺き替えた。施工業者が下屋工事を行ったが雨漏りは止まらない。修理前は室内の軒先側の天井で浸出していたが、下屋工事を行ってからは、室内中央の天井に浸出するようになった。

 

目視確認

屋根工事を施工したときに後付けのバルコニーを解体せずに施工したことにより、外壁と下屋の取り合いが正しく処置出来ていないように見受けられる。バルコニー以外の外壁と下屋の取り合いの処置はシーリングが充填されている。

 

浸入口の仮説

後付けバルコニーと下屋取り合いの位置で浸出していることから、浸出位置直上のバルコニーの床廻り雨押え水切りを中心に散水を行うこととする。

 

 

総括（検証による結果）

雨押え水切りに散水を行ったところ、室内中央の天井から浸出が確認された。外壁も現状のまま、後付けバルコニーを外さずに立平板金屋根の雨押え水切りを取付けてあることから、取り付け時に不具合が発生したと考えられる。