雨漏りのメカニズム
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1次防水とは、外から見える仕上げ材をいいます。2次防水とは、その下葺き材をいいます。木造建物の雨漏りは、1次防水+2次防水のセットで考える必要があります。屋根材・外壁材のみといった1次防水だけでは、雨漏りを完全に防ぐこと…
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木質系住宅の屋根の下葺き材の上に水が流れているということを説明します。ここは重要な点になります。下左写真:高位置の棟近くの平板瓦の上に散水します。下右写真:散水開始後10分で、低位置の軒先近くの瓦をめくりあげた状態です。…
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三面交点とは、文字通り三つの面の交わる交点部分のところです。1枚の通常の防水シートではうまく施工できません。適正な材料の段取りが必要となります。樹脂製役物か、伸縮性のある防水シートが必要です。住宅部位においては例えば、屋根では、下屋根・棟頂部と…
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雨漏り発生の可能性の高い仕様があります。対策をとれば当然ですが雨漏りはしません。いかに雨仕舞いの難しい設計であろうとも、打合せをして、適正な施工をすれば雨漏りは発生しません。「悪魔の3仕様」と称される雨漏りリスクの高い…
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住宅においては、昔から「地盤」・「構造」・「雨漏り」の3点が大きな問題であると言われてきました。各敷地で実施される地耐力調査(スウェーデン式サウンディングなど)に基づく適正な判断と、適正な基礎補強が実施されますと、不同沈下などの異常が極めて…
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換気トップ・換気ガラリ 実験条件:風速:30m/s、散水量:240㎜/h 非常に厳しい条件設定で、雨漏りの実験を行ったことがあります。換気のための部材を取り付けて、大量の水と強風をかけました。厳しい条件であっても、雨漏りしない部材を採用しよう…
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雨漏りの浸出口に対して、浸入口を的確に全部見付けなければなりません。その方法は散水試験の実施です。最も確実に見つける方法となります。雨漏り現象を再現して初めて立証できるわけです。散水試験を実施せずに、経験と勘で進める場合もありますが、確実性…
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サッシ周りに張る防水テープの性能を確認するために、実験を行いました。両面粘着防水テープ75㎜幅を使用します。50㎜幅では接触面積が小さ過ぎて、完全一体化にならないように感じます。サッシのフィン(ツバ)に両面粘着防水テープを張り、外壁下…
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サッシ下枠と窓台まわり空間で発生する結露や経年劣化によるサッシまわりの防水テープの密着不良やサッシ枠の釘打ちフィン取付部からの漏水を事前に想定し、先張り防水シートで縁切りし、躯体への雨水の浸入を防止することが目的です。軒先と壁の取合い部…