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雨漏りを吹き付け材でなおす

雨漏りする建物に対し、吹付け塗装で全体を覆うことにより、雨漏りを防止できるという考え方は不可です。塗装で雨漏りを止めることは通常できません。塗装はあくまでも化粧です。雨漏り補修工事完了後に、塗装という化粧仕上げを行うものです。問題は、雨漏り補修工事が完全にできたかを証明しにくいことです。完全に補修できたはずですが、雨漏りは結構再発しています。経過観察後に化粧仕上げ工事をしたいところですが、長期間待ち続けるわけにもいきませんので、仕上げ工事に進むことが通常です。化粧仕上げで、偶然に一時的に雨漏りが止まる場合はあるのですが、長期間の耐久性はありません。

散水試験を実施して、雨水浸入個所を確認し、補修方法を確認するというステップを踏んだ上で、場合によっては2次防水の施工、水切りの施工をやり直すこともあります。

シーリングの全面打ち換えを完了してから、吹付け塗装する必要があります。化粧は後からという順番を間違えてはいけません。吹き付けは化粧であり、雨漏り補修とは異なる概念です。

吹き付け工事に伴って、シーリングをどうするかという問題が生じます。旧シーリング材を全面完全撤去することが理想です。しかし、時間経過により固化して剥がせなくなっていることも多いです。どの程度まで剥がすかの打合せが必要となります。コストも変わってきます。

外壁が経年劣化してくると、多くの飛び込み業者が、「そろそろ塗り替えの時期ですよ」と親切に営業に訪れます。その際に、「雨が漏れて困っています」と申告すると、「吹き付けをやったら止まりますよ」と外壁の再塗装工事の契約を、安易にそして熱心に推奨してきます。そして再塗装契約を迫ります。

「今週中に契約したら、いくら値引きしますよ!」

「今はキャンペーン期間中ですから絶対にお得ですよ!」

「近隣で工事をしていますから、その足場をこの現場に持ってきたら安くなりますよ!」

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親切に提案してくれます。雨漏りが再発した場合は、どのような保証をするのかは説明しません。再発しないはずであるという理屈です。それにしても多くの飛び込み訪問業者があり、多くの方が契約してしまっています。本当に適正な説明を受けて納得した上で契約したのでしょうか?真偽は確認できていませんが、訪問販売業者はトラブル発生の場合は、対処せずに倒産して、別の名前で新規開業するという噂もききます。

雨漏り補修工事と、塗装工事は別個の話であり、塗装で雨漏りが止まることはありません。また、元の施工業者の雨漏り責任を曖昧にすることになります。施工者を変更するリスクを説明しなければなりません。

本来なら、地元で永くやっている工務店が信用という観点からは良いと思います。問題のある施工者なら、評判が落ちて淘汰されているはずです。絶対ではありませんが、生き残っている実績があるということは、それなりの施工業者のレベルであると言えるのではないでしょうか。

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