透湿防水シートの施工
先張り防水シート(捨て防水シート)
サッシ下枠と窓台まわり空間で発生する結露や経年劣化によるサッシまわりの防水テープの密着不良やサッシ枠の釘打ちフィン取付部からの漏水を事前に想定し、先張り防水シートで縁切りし、躯体への雨水の浸入を防止することが目的です。軒先と壁の取合い部(壁止まり軒部.棟部)、屋根と外壁の取合い部、手すり壁(パラペット)の壁当たり部などの取合いに設置します。
2次防水の性能向上と防水施工を安全確実に行うための「取合い防水シート」の位置付けですが、不必要なものなら施工しません。必要だからこそわざわざコストと手間をかけて施工するのです。先張り防水シートは、改質アスファルトフェルト・ルーフイング等の材料を使用し、誰がどのように施工するかを決めておかなければなりません。