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ソーラーパネル

エネルギー問題から、屋根にソーラーパネルを取り付けることが多くなりました。自然エネルギー利用は、環境にやさしく、好ましいといえますが、現在のコストと買い取り価格のバランスでは採算にあいません。導入当初は、48円/kwh全量買い取りという条件でした。今では大幅に低下しています。太陽光では、税金という補助金をだして、無理やり採算をあわせています。ただし、ソーラーの材料を作るときのエネルギーから、部材廃棄までの、ライフサイクルエネルギーとして総合的に考えると問題があり、今後の開発を待つ必要があります。

ソーラーパネルを取り付ける際の問題ですが、屋根材の上から、固定のためのビス穴を開けます。下地の垂木に固定できればよいのですが、垂木から外れて、野地板だけに固定されていることもあります。屋根材の上から、下地の垂木位置を探すのは結構難しいのです。屋根の下葺き材という防水材に穴を開けて、破ることになりますから、この施工方法では当然、雨漏りリスクが高くなると言えます。

ソーラーを固定するための取付け金物を見て下さい。プレート幅が長方形でかなり大きくなっています。これは通常の施工方法です。多くのビスを打つと、どれかのビスが垂木に当たるという発想ですから、一応の固定はできます。瓦の上から丁度、垂木の位置にビスを打つことは難しいです。

しかし、垂木に固定できたビス以外は、野地板への固定になり、強度上の意味は余りなく、2次防水である下葺き材のアスファルトルーフィングに穴をあけただけです。意味がないのではなく、性能がマイナスになる作業です。防水材に穴をあける作業ですから雨漏りしても不思議ではありません。

住宅の屋根施工業者ではなく、ソーラー取り付け業者が施工しますから、本体建築工事の屋根業者は、雨漏り責任がなくなります。雨漏りした場合の保証はどうなるのかです。

雨仕舞いの専門家でないソーラー取り付け業者が、雨漏りの責任を負うことになります。そのリスクのために、保険に加入しています。雨仕舞いを知らない者が、保険によって責任を負うことは、システム不良です。

穴をあけなくても固定できるシステムや、穴をあけても雨漏りしないシステムなどが、考案されてきていますが、まだ完成はしていません。

新築した後に、飛び込み訪問業者など、別の業者によるソーラー取り付けを実施すると、元の施工者(新築業者)の雨漏り責任は追及できなくなりますので、要注意です。飛び込み訪問ソーラー業者が責任を持ってくれる範囲を明確にしておく必要があります。

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